この美貌に、この歌唱力。190cm近い長身はこの際抜きにしても、まさに天は二物を与えたという訳です。そもそもフィリスとの最初の出会いは、81年のアルバム「Can‘t We Fall In Love Again」からのダンス・ナンバー「You Sure Look Good To Me」でしたが、時流に乗ったキャッチーなリズムが実に心地良く、何度もレコードを回しては聴き入ったものです。本アルバムが発売になった1979年というと、当方はJazz/Fusionに傾倒していた時期であり、まだR&Bの世界には完全に足を踏み入れていなかったので、数年後に本レコードを購入したのも、そういう背景もあったからかもしれませんが、フィリスが囁きかけるように優しく歌い上げるB③「Be Careful」を聴いた瞬間、この人のレコードはずっと買い続けるだろうと予感しましたね。その頃は、田舎に住んでいたので、全てのアルバムを揃えることは出来ませんでしたが、1995年に44歳という若さで亡くなっていた事をあとで知って、非常に寂しい思いをしたものです。確かに、【伝説】というほどの存在ではなかったかもしれませんが、少なくとも私の記憶、心の中では、その歌声は永遠に忘れることのできないものだったと、最後に付け加えさせていただきます。経年劣化によるジャケットの4辺部のスレと帯の破れなど、時代物故、それなりの損傷はありますが、レコード盤の方は、奇跡的にほぼ新品に近い状態を保っております。 一応、中古盤としてご理解の上、ご検討願います。国内盤、帯、ライナー付#フィリスハイマン #phyllishyman #